最終盤の定番:角を渡さずに手数を残すテク
最終盤でよくある負け方はこれ。
- 「角を取られて一気に崩れた」
- 「角を守ってたつもりなのに、最後に角筋が開いた」
- 「手がなくて、仕方なくC/Xを踏んだ」
最終盤は読みも大事だけど、実戦で効く“定番テク”がある。
角を渡さずに、手数(自分の合法手)を残す。
この記事では、最終盤に頻出する「角を守りながら手を残す」考え方と手筋をまとめる。
0. 最終盤の優先順位(これだけ覚える)
最終盤(残り10手前後〜)の優先順位はだいたいこう。
- 角を渡さない(角筋=X/Cを開けない)
- パスしない(手数=合法手を残す)
- (可能なら)偶奇・領域を崩さない
「たくさん返す」はこの下。
1. 角を渡す“最後の事故”は、だいたいC/Xから起きる
角そのものはもちろん危険。
でも最終盤で角が取られるのは、ほぼこれが原因。
- **Cマス(角の隣の辺)**を踏む
- **Xマス(角の斜め)**を踏む
- または、返した結果としてC/Xが相手の合法手になる
だから最終盤は「角を守る」=「角周りの入口を守る」。
2. テク①:角周りの“入口”を候補手から消す(先に消して迷わない)
最終盤は候補手が少ない。だからこそ、まずこれをやると事故が減る。
- 候補手の中から X/C を真っ先に削除
- X/Cを踏むしかないなら、その局面は「もっと前」に原因があることが多い
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b2(X)が候補に見えたら、
「それを打つべきか」より先に「打たないルート」を探すのが最終盤の基本。
3. テク②:手数を残す=“捨て場所”を用意する(安全な残り手を作る)
手がなくなると、角周りを踏まされる。
だから最終盤は、あらかじめ
- **角と無関係な場所に、安全に打てる手(捨て場所)**を残す
のが強い。
典型:角から遠い場所に“最後の避難口”を残す
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candidateが正解固定ではなく、見たいのは
- 角筋に触れずに打てる場所が残っているか
- そこが「最後に打てる避難口」になり得るか
4. テク③:相手の合法手を減らして“角筋の応手”を消す(手止めの終盤版)
角を渡さないためには、相手に
- C/Xに入る手
- 角を取る手
を与えないのが一番。
つまり終盤でも手止めが効く。
ただし終盤は局面が詰まっているので、狙いはシンプル。
相手の選択肢を減らして、角筋へ寄るルートを消す。
a1
b
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g
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この候補の狙いは「返す枚数」ではなく、
打ったあとに相手が角筋へ行けるかどうか。
5. テク④:角の“前”を固めて、Cを踏まされない形にする
最終盤で角を守るなら、角そのものだけじゃなく、
- 角に接する辺
- 角の周辺(Cとその周り)
を「相手が利用できない形」にしておくのが強い。
角が取られないのは、角の周りが固いから
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b
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このcandidateが正解固定ではないけど、ポイントは
- 角周りが固いと、相手は角筋を作りにくい
- 結果として「角を渡さない」=「事故が起きない」
6. テク⑤:“一気に返す手”を避けて、角筋の扉を開けない
最終盤は大返しが気持ちいいけど、毒まんじゅう化しやすい。
- 返した結果、相手にC/Xが生える
- 返した結果、辺が割れて角筋が通る
という事故が起きるから。
最終盤の大返しは「読める時だけ」。
読めないなら“角筋が開かない手”を優先。
7. 最終盤の判断テンプレ(毎手これだけ)
最終盤で手を選ぶとき、これを上から順にチェックする。
- この手で角(またはC/X)を渡さない?
- 打ったあと、自分の合法手は残る?(次にパスしない?)
- 打ったあと、相手の合法手は角筋に寄ってない?
- (余裕があれば)偶奇・領域が壊れてない?
まとめ:角を守る=“角周り”と“手数”を守る
- 最終盤の事故はほぼC/Xから起きる
- 角周りの入口を候補から消す(最優先)
- 角と無関係な「捨て場所」を残して手数を確保する
- 相手の選択肢を減らし、角筋へ寄るルートを消す
- 読めない大返しは毒になりやすいので避ける